わが国は、少子・超高齢・人口減少社会に世界でいち早く突入しました。当然のこととしてリハビリテーションの需要は拡大していますが、そのあり方やセラピストをめぐる環境は、理想的なものとは言い難いのではないでしょうか。
今こそ、リハビリテーションのあり方を見直し、支え手であるセラピストの教育や就労環境の改善を図り、リハビリテーションそのもののリストラクチャリング(再構築)、あるいはデコンストラクション(脱構造化)が必要なときではないでしょうか。すなわち、「リハビリテーションをリハビリテーションすべき」ということです。
私たちは、セラピストやリハビリテーションの周辺領域の専門職の志と矜持、そしてそれに基づいたスキルの向上こそが、最終的には患者や利用者といったクライアントの利益になると考えています。
リハビリテーションは必要とされています。
そしてリハビリテーションを直接的に支えるセラピスト、医師や看護師をはじめとする医療専門職、介護に関わるスタッフなどの関係者すべての人の力が必要になる時代がすぐそこまできています。私たちは、それを後押ししたいと考え、合同会社ナレッジソースを立ち上げました。私たちは、出版、セミナー、調査研究等の活動を通して、明日のリハビリテーションをより良いものにするお手伝いをしていきたいと考えます。